ローランド社製のシンセサイザーです、十年ほど前に購入しました。
おもちゃのようなアナログ・シンセサイザー(モノ・フォニックの)を使って
朝から晩まで喜々として変な音作り( " ヴィニョーン " とか " ウニョウニョ " とか)
に没頭してしまうような子供だったのですが、その後、大人になって購入した
初期のデジタル・シンセサイザーには夢中になることができなかったのでした。
それは何故か?
えーと、『つまみ』がなかったからです(おお、簡単だ)、はい。
ちっさーいモニターを睨みながら、深っかーいレイヤーに潜りつつ、
ちまちまパラメータの数値をいぢくるなんて、ああ、なんて、めんどうくさい、
だめだ、これは・・・ごめん、君はちっとも悪くなんかないのに・・・。
そう、ただ、 " めんどうくさがり " だったというだけのことなのでした。
(その音色は嫌いではありませんでした、音程もすごく安定していて驚いた)
で、この " JP-8000 " なわけです。
これもデジタル・シンセサイザーなのですが、
ご覧のとおり『つまみ』があります、それもたくさん(嬉しい!)。
(音源もFM変調やPCM録音とはちがうのですが、説明は省略させていただきます)
これを購入した当初は、嬉しくって、嬉しくって、
もう、ほんっとに子供のころに戻ってしまったかのように(遠い目)
朝から晩まで喜々として変な音作り( " ヴィニョーン " とか " ウニョウニョ " とか)
に没頭してしまったものでしたが、ある時、興味の対象が他に移ってしまってからは
電源を入れることがなくなってしまったのでした。
で、昨日のことです、ひさしぶりに電源を入れてみました。
おおー、インジケータ・ランプが点灯したー(よかった!!)。
あれ? でも、なんかおかしいなあ・・・うげ!?。
そう、当時、喜々として作ったあの膨大な数の音色のパッチ・データが
ひとつのこらず完璧にトンでしまっていたのでした、あーあ。
チャートを書き付けたノートがあったような気がするなあ・・・でも、どこだっけ?。
まあ、しかたありませんねえ、今夜からまた作りはじめることにしましょうか。
あー、でも、ハマったら徹夜かもねえ(ちょっと嬉しい)。
あのー、どなたかシンセサイザー好きな方がおられましたら、
お話など聞かせていただけませんか?
(よのゐ かをる)